【FPが解説】50代主婦が実践!火災保険の適正な選び方とおすすめ比較(coopを選んだ理由と無駄を削る戦略)

26年間知らなかったムダを削るFPの戦略

こんにちは、FP3級を持つ主婦の「にこ」です。

私は7年後に年金生活を控えるにあたり、老後の生活資金への不安からFPの勉強を始めました。昨年7月、見事FP3級に合格。勉強した知識を活かし、真っ先に生命保険、自動車保険、そして火災保険を全て見直しました。

26年間、内容を知らずに払い続けた火災保険

最も驚いたのが火災保険です。お恥ずかしながら、家を購入した際にセットで加入した火災保険に、26年間も内容が分からないまま加入していました。証券もなく、保険会社の名前しかわからない。そんな火災保険が、住宅ローン完済と同時に満期を迎えたのです。

そこで私は、FPとして学んだ知識をフル活用し、「年金生活に負担がかからない火災保険」を徹底的に調査。補償内容、保険期間、保険料をすべて見直し、最終的にcoopの火災保険に契約し直しました。

この記事では、私と同じように「自分の火災保険の内容がわからない」「老後に備えて見直したい」と感じているあなたへ、FPの観点から火災保険の失敗しない選び方と、私がcoopを選んだ具体的な理由をすべて解説します。

【実例】「購入価格」はNG!FPが再調達価額で設定した理由

火災保険の保険金額を設定する際、多くの方が誤解しているのが**「家の価格」**です。

27年前の価格と現在の再調達価額の衝撃的な差

火災保険の保険金額は、火災などで家が全損した場合に「この家を今、建て直すのにいくらかかるか(再調達価額)」で設定する必要があります。

  • 私の家は築27年で、購入時の坪単価は約53万円でした(1,600万円 ÷ 30坪)。
  • しかし、2024年4月発行のCOOPのパンフレットを見ると、木造住宅の加入基準は1坪あたり70万円から80万円です(地域による) 。
比較項目27年前の設定基準現在の再調達価額の目安(COOP基準)
坪単価約53万円70万円~80万円
総額(30坪の場合)約1,600万円約2,100万円~2,400万円

もし、古い価格(1,600万円)のまま保険をかけていると、万が一の際に500万円~800万円が不足し、自己資金で補うか、家を諦めざるを得ない事態になりかねません。

あなたの火災保険も、ぜひこの「再調達価額」基準で再確認してください。

【読者への提案】 自宅の建て替え費用(再調達価額)の目安は、イエウールなどの机上査定で調べてみるのも有効です。

FPが実践した「家財保険」と「契約期間」の無駄削減戦略

老後の生活を見据えたとき、**「過剰な無駄な保険に入らないこと」**が最も重要です。

家財保険は「人数減」に合わせて大幅削減!

家財保険の保険金額は、世帯人数に合わせて設定するのが基本です。

  • 家を建てた時: 子どもも小さく5人家族だったので、家財の総額も高額でした。
  • 現在: 子どもたちが独立し、主人と二人暮らし。所有する家財は大幅に減っています。

家財保険は、火災で家財が全焼した場合に「最低限の生活を再建できる金額」に設定すべきです。私は派手な暮らしは必要なくシンプルで暮らしやすい家がベストと考え、現在の人数に合わせて見直し、保険料を大幅に削減しました。

契約期間は長期ではなく「1年契約」を選択

26年契約だった古い保険とは異なり、今回は1年契約を選択しました。

その理由は、家族構成や生活スタイルの変化に合わせて、火災保険を柔軟に見直しできるようにするためです。特に年金生活では、毎年見直すことで、その時の状況に最も適した無駄のない保険を選択できます。

【FPの核心】地震保険と特約の戦略的判断

この判断こそが、FPとして最も悩んだ部分です。

地震保険は「保険料」と「給付実態」から見送った

地震保険はほとんどの場合、加入の義務はありませんが、加入すべきか否か迷う方も多いでしょう。

私は、以下の理由から今回は加入を見送るという判断をしました 。

  • 保険金の実態: 地震保険は、実際の損害額が全額支払われるわけではなく、被害認定(全損、大半損など)に基づいた保険金額の支払いとなります 。
  • 保険料の上昇: 保険料の上昇を避け、その分を老後の生活費や貯蓄に回すことを優先しました。

コスパ最強!FPが追加した必須の特約

保険料が安く、万が一の際の高額な賠償リスクに備えられる、以下の特約は追加しました。

  • 個人賠償責任保険: 自転車事故や水漏れ事故などで他人に損害を与えた際の賠償をカバー。コスパ最強の特約です。
  • 類焼損害補償特約: 自分の家からの出火で近隣に損害を与えた場合、お見舞金的な意味合いで補償します。ご近所トラブル防止のためにも追加しました。

【FPからの警告】個人賠償保険は「重複加入」に注意! 個人賠償保険は、家族で誰か一人が加入していれば、家族全員が補償の対象となるケースがほとんどです 。自動車保険、生命保険、自転車保険などに同じ特約がついていないか必ず確認し、無駄な保険料を削ってください 。

私がcoopを選んだ理由と、あなたの保険選び

私が数ある保険の中からcoopの火災保険を選んだのは、長年の安心感年金生活に負担がかからないシンプルさ、そして1年契約が可能だったからです。

しかし、最適な火災保険は、家族構成や生活スタイル、お住まいの地域によって人それぞれ異なります

【実践編】あなたの保険料は適正か?一括見積もりで比較する

ムダな保険料を払っていないかを確認するには、複数社の見積もりを比較するのが一番です。

あなたが火災保険の見直しをスムーズに進められるよう、一括見積もりサイトの活用をお勧めします。

【簡単3ステップ】一括見積もりサイトで保険料を比較する方法

  1. 自宅情報入力: 築年数、構造(木造・耐火)、延床面積などを入力します。
  2. 補償内容の選択: 「建物・家財の保険金額」や必要な「特約」を選択します。
  3. 複数社の比較: 届いた見積もりを**「補償内容」と「保険料」**で比較し、自分にぴったりの保険を見つけましょう。

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FPからの最終アドバイス:老後を支える2つの柱

保険の見直しが完了しても、本当に安心できる老後生活には「現金」というもう一つの柱が必要です。

保険の無駄を省き、万が一に備える上で、毎月の最低限の生活費の6ヶ月〜1年分は、すぐに使える現金や定期預金で確保しておくことがベストです

この資金は、保険金が下りるまでの生活費や、突発的な修理費にも柔軟に対応できる**「心のゆとり資金」**です。

**保険(大きなリスクへの備え) + 現金(心のゆとり)**の二段構えで、安心した老後生活を送りましょう。

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